古いノートPCにChromeBookと同じChromeOSをインストールする方法(Androidアプリも使える本物のChrome OS)

PC関連

最近、Chrome OSが気になります

最近、TwitterやYouTubeを見てると、やたらとChromeBookなどの話を見かけます
「Chrome OSが入ったChromeBookなら、安くて低スペックなマシンでもさくさく動く」的な話を本当に良く見かけます

でも、5年~10年前位に買った「core i3/i5/i7とかのノートPC」とかの方がスペック高いですし、それらのPCにChrome OSをインストールできれば、わざわざChromeBookとか買い足さなくても良いと思いませんか?

今回紹介する方法は、「古いノートPCにインストールされたWindowsはそのまま」で、外付けのUSBメモリや外付けのSSD、外付けのHDDなどにChrome OSをインストールする方法になります

古いPCにChrome OSをインストールする為に必要な物

(※)書き終えてから思ったので補足しておきますけど、「この方法」、別に既存のWindowsを消す訳じゃなくて外付けのUSBメモリ/SDカード/SSD/HDDからも起動できる様にするだけなので、古いPCじゃなくて現在使ってる最新PCとかでも構わないです(ただ、間違ってWindowsの入ったドライブ消さない様に十二分に慎重に作業してください。あと、120Gとか240GのSSDだったら、USB-2.5インチアダプタ+SSDで3000円~5000円もあればSSD買えるのでUSBメモリよりSSDで試した方がいいと思いますよ?USBメモリで試して良さそうならSSDでもいいですが)

・古いPC(今回は説明が面倒くさいので第1世代~第9世代までのcore i3/i5/i7/i9を使ったPC)
(※)USB3.0のポートは必須です。USB3.0のポートが2個必要になりますが1個しか無い場合はUSB3.0用のUSBハブを用意するなどしてください。USB2.0でもインストール可能ですがかなり遅くなると思います

(※)インストール済みのWindowsは消さずにUSB接続された外付けのUSBメモリ/SSD/HDDにインストールします

・インストーラ用の8Gバイト以上(できれば16Gバイト以上)のUSB3.0メモリ(又はUSB3.0カードリーダー経由のSDカード/microSDカード)

・インストール先用の16Gバイト以上のUSB3.0メモリ(又はUSB3.0カードリーダー経由のSDカード/microSDカード、又はSSD、又はHDD)
(※)USB3.0接続のUSBメモリやmicroSDカードでもそこそこ動きますが、SSDだとより快適になるとは思います。最近はSSDも安いです

・ある程度のPC知識
(※)今回Linuxを含めて使う部分があるので、説明は全行程説明しますが、「自分の環境でのインストール先のドライブ名」が/dev/sdcなのか?それ以外なのか?すら説明を読んでも確認できないレベルだと、既存のWindows環境を壊す危険性すらあるので、読んでいて分からない人はやらない方がいいです。ある程度のWindowsなどのPC知識がある方ならそんなに難しい話ではないです

インストール方法

まず、適当なフォルダの下に下記の6個のフォルダーを作ってください
1Rufus
2LinuxMint
3Brunch
4Image
5install
ChromeOS

1、Rufusのダウンロード

Rufus - The Official Website (Download, New Releases)
Rufus is a small application that creates bootable USB drive...

を開いて、「ダウンロード」の下の「Rufus 3.17」(←最新版の数字)をクリックしてダウンロードしてください。ダウンロードしたファイルは「1Rufus」フォルダに移動しておいてください

2、LinuxMintのダウンロード

Download Linux Mint 21.2 - Linux Mint
Linux Mint is an elegant, easy to use, up to date and comfor...

を開いて、「MATE Edition」のところの「Download」ボタンを押してください

ダウンロード元一覧が表示されたら、(どこを選んでもいいのですが)、例えば「World」の「LayerOnline」などをクリックしてダウンロードしてください

ダウンロードしたファイルは「2LinuxMint」フォルダに移動してください

3、Chrome OSインストーラのBrunchのダウンロード

Releases · sebanc/brunch
Boot ChromeOS on x86_64 PC - supports Intel CPU/GPU from 6th...

を開いて、「Brunch r94 stable 20211121」など、最新版のところの「brunch_r94_stable_20211127.tar.gz」など「tar.gz」型式のファイルをダウンロードしてください

ダウンロードしたら「3Brunch」フォルダに移動してください

移動したtar.gzファイルを(解凍ソフトなどを使って)解凍すると4ファイルになるので、この4ファイルを「ChromeOS」フォルダにコピーしてください

4、ChromeOSリカバリーイメージのダウンロード

404 Page not found

を開いて、Ctrl+Fキーを押して「rammus」と検索します

(※)今回は「rammus」のみ説明しますが、一覧は下記の通りです
rammus・・・第1~第9世代のcore i3/i5/i7
volteer・・・第10~第11世代のcore i3/i5/i7
zork・・・Ryzen
grunt・・・AMD CPUの第7世代

検索結果の中で一番新しい数字「94」などをクリックしてダウンロードします

ダウンロードしたファイルを「4Image」フォルダに移動します

移動したzipファイルを解凍すると、(長いファイル名の)*.binファイルになりますが、リネームして「image.bin」とします

「image.bin」ファイルを「ChromeOS」フォルダにコピーします

5、install.shファイルのダウンロード

https://raw.githubusercontent.com/shrikant2002/ChromeOS/master/install.sh

↑上のリンクを右クリックして、ポップアップメニューから「名前を付けてリンク先を保存」を選択してダウンロードしてください。install.shというファイルがダウンロードされます

ダウンロードしたinstall.shファイルを「5install」フォルダに移動してください

移動した「install.sh」ファイルを右クリックして、ポップアップメニューの「プログラムから開く」/「メモ帳」を選択してメモ帳で開いてください

メモ帳で開いたテキストの一番下の行で
rammus_recovery.bin → image.bin
/dev/sda → /dev/sdc
に書き換えて上書き保存します

(※)重要:/dev/sdcの部分はインストールする環境によってそれぞれ異なります。
自分の環境では何になるのか?については後で確認方法を説明しますが、ここを自分の環境に合わない形に書いてしまうと最悪既存のWindowsなどを消してしまう危険性があるので自分の環境で何を書くべきなのか?分からない場合は実行しないでください(実行する場合は自己責任になります)

(※)いずれにしてもこの時点では「自分の環境で何を書くべきか?」がまだ分からないので、とりあえず/dev/sdcと書いておいてください

上書きしたら「install.sh」ファイルを「ChromeOS」フォルダにコピーします

インストーラの作成

インストーラ用のUSBメモリをパソコンに差します

「1Rufus」フォルダの「rufus-3.17.exe」を起動します

「デバイス」でUSBメモリのドライブを選択します

「ブートの種類」で「選択」ボタンを押し、「2LinuxMint」フォルダにあるisoファイルを選択します

「スタート」ボタンを押します

「ISOイメージモードで書き込む(推奨)」を選択して「OK」ボタンを押します

ダウンロードが必要である説明が表示されたら「はい」ボタンを押します

「警告:デバイスのデータは消去されます」の表示がされたら、そのドライブがUSBメモリで内容を消去して問題ないドライブ名である事を確認した上で「OK」ボタンを押します

(※)表示されたドライブ名がUSBメモリ以外の場合は「キャンセル」を押して中断してください

インストールメディアが作成されるのを待ちます

インストールメディアの作成が完了したら「閉じる」ボタンを押します

(この説明画面ではOドライブですが)、インストールメディアが作成されたドライブに「ChromeOS」フォルダをコピーします

BIOS/UEFI画面の設定

ノートPCの電源を一度落とし、BIOS画面(UEFI画面)を起動します

BIOS画面(UEFI画面)の開き方はメーカーやPCによって異なります。PCの電源を押してすぐにF1キーを連打するタイプ、F2キーを連打するタイプ、DELキーを連打するタイプなどがあります

(この画面例はThinkPad X230ですが)BIOS画面が開いたら、「Startup」タブを開いて「Boot」を選択します

Bootの優先順位が「USB HDD」などになっている事を確認します(Windows Boot Managerが一番上になっていたらUSB HDDなどを一番上に変更してください)

「Restart」タブで「Exit Saving Changes」を選択して「Yes」で再起動してください

インストールの開始

作成したインストーラのUSBメモリを差した状態でPCの電源を入れてください

Linux Mintが起動したら、画面右下のWi-Fiアイコンをクリックして、Wi-Fiに接続してください

画面右上に「Connection Established」が表示されたら接続完了です

画面左下のターミナルアイコンをクリックしてターミナルを起動します

コマンドラインで「lsblk」と入力すると、sdaやsdbの様に接続されているドライブ一覧が表示されます

この図の例ではsdaが元々ノートパソコンに入っている500GのSSDで、sdbがインストーラの32GのUSBメモリです。この時点では、まだ「インストール先のドライブ」は表示されていません

ここで、インストール先の2個目のUSBメモリ(又はUSB接続のSSDやHDD)を差します。インストーラのUSBメモリは差したままでインストール先のUSBも差してください

改めてコマンドラインから「lsblk」コマンドを実行すると、(画面例では)インストール先のUSBメモリとして64Gバイトのsdcが追加表示されます

ここで、画面例の環境では「インストール先」が「/dev/sdc」である事が確定します
もし、あなたの環境のインストール先が「sdc」で無かった場合は、一度終了して、Windowsで起動し直して「ChromeOS」フォルダの中の「install.sh」の最後の行の「/dev/sdc」を「/dev/(あなたの環境の文字列)」に書き換えてからやり直してください
ここは非常に重要です

上記の「インストール先」に問題が無い事を確認した上で、コマンドラインから
「cd /cdrom/ChromeOS」
と入力し、更に
「sudo sh install.sh」
と入力してください

インストールが開始されてしばらくすると、次の画面で止まるので、止まったら
「yes」と入力してください

更にインストールが続き、完了すると「Brunch has been successfully installed on the device /dev/sdc」の様に表示されるので、そうしたら画面左下のボタンから終了してください

Chrome OSの初回起動

インストーラのUSBメモリは抜いて、インストールしたUSBメモリ(又はSSD、HDD)だけ差した状態で電源を入れるとChrome OSが起動します

(※)Chrome OSが起動せずにWindowsが起動してしまった場合には、一度電源を落としてBIOS/UEFI画面から起動デバイスの設定を再度行ってください

初回起動時は結構待ちますが、しばらくするとChrome OSの画面に変わります

「Welcome to Chromebook」の画面になったら、言語が「English」になっているので日本語に切り替えます

「言語」と「キーボード」をそれぞれ「日本語」にします

その後も画面に従って設定を続けていくと、Chrome OSのインストールが完了します

余談(ディスクのフォーマット方法)

Chrome OSのインストールに失敗したり、Chrome OSに飽きてUSBメモリやSSD、HDDなどをフォーマットしようと思った時に(MacやLinuxで使ったディスクでもあるかもですが)Windowsの「ディスクの管理」でパーティションが削除できずにフォーマットできなくなります

「ディスクの管理」では削除できないので、コマンドラインツールの「diskpart」を使って削除します
(操作を間違えるとWindowsの入っている内臓SSD/HDDを消しかねないので、十二分に確認してから操作してください)

画面の例では、「ディスク0」はノートパソコンの内臓SSDで、「ディスク1」が外付けのUSBメモリになります

検索ボタンから「cmd」と入力して「コマンドプロンプト」が表示されたら右クリックしてポップアップメニューから「管理者として実行」を選択します

コマンドラインから「diskpart」と入力します

「list disk」と入力すると
ディスク0
ディスク1
が表示されますが、事前に「ディスクの管理」で確認していた様に今回削除したいのは「ディスク1」なので、「select disk 1」と入力します

「list partition」と入力するとPartition 1~12までの12個のパーティションに分かれている事が分かります

select partition 12
delete partition override

select partition 11
delete partition override

select partition 10
delete partition override

select partition 9
delete partition override

select partition 8
delete partition override

select partition 7
delete partition override

select partition 6
delete partition override

select partition 5
delete partition override

select partition 4
delete partition override

select partition 3
delete partition override

select partition 2
delete partition override

select partition 1
delete partition override

と1~12のパーティションを全て削除します

「list partition」
と入力して
「このディスクには表示するパーティションがありません」
と表示されたら
「exit」
「exit」
と2回入力して、コマンドプロンプトを終了して終わりです

(※)この方法は「Macで使ったディスクがWindowsでフォーマットできなくなった場合」などにも使えます

参考にさせて頂いたURL

公式 Chrome OS で Dell Inspiron 14-3452 を Chromebook 化してみた。
今回はちょっと使い道に困っていたノート PC に Chrome OS をインストールしてみました。 オフィシャ…

ノートPCにChromium OSじゃなくてChrome OSを入れてみた
久しぶりにCloud Ready (Chromium OS)を使ってみようと思ってインストールしようとしたのだが、失敗し...

コメント

  1. ふじ より:

    LinuxでTerminalで「sudo sh install.sh」を入力しましたが文字列が沢山出たあとyesと入力する所で
    chromeos-install.sh:chromeos-install.sh:cannot execute binary file
    と出てインストールまで進むことができません。
    環境はLIFEBOOK LH700/3A corei3 m350です。
    どう対処すべきか困っております、ご教授頂けますでしょうか。

    • 西村誠一 khb02323 より:

      エラーメッセージの
      chromeos-install.sh:chromeos-install.sh:cannot execute binary file
      でGoogle検索すると(英語情報になりますが)いくつか情報が出てくるかと思います

      尚、
      >環境はLIFEBOOK LH700/3A corei3 m350です。

      との事で、CPUが「corei3 m350」と、「第1世代のcore iプロセッサ」だと思うのですが
      、第1世代や第2世代も一応対応範囲ではあったみたいですが
      (USB端子の色が青または赤の)「USB3.0端子が無いPC」ではないかと思いますので
      いずれにしてもそのPCでのインストールは(インストール速度、動作速度的にも)「現実的では無い」様に思えます
      (現実的なのはUSB3.0端子がある第3世代以降のcore iプロセッサのPCではないかと思います)

      あと、今回の説明では「第1~第9世代のcore iはrammusで共通」となっていますが、
      昔は「第1~第3世代まではsamus」で「第4世代以降がrammus」という切り分けだったので、
      その頃の説明を見てインストールした方がいいかもしれません
      (※)但し、大元のリカバリーイメージ一覧で既にsamusが無いかもしれないので各種説明ページもsamusについては削除されている物が多いですね・・・
      https://pc-freedom.net/google/android/installed-chrome-os-on-dell-dell-inspiron-14-3452/

      その他にも「インストールの手順をどこかで間違えた可能性」なども否定はしきれませんが、
      いずれにしても「USB3.0ポートの無いPCでの外部SSD/HDDへのインストール」については
      そもそも動作速度的に無理があるのではないかと思います

      (今回のケースではあまりお役に立てる余地が無さそうな気がしますが)
      詳細なサポートについては
      https://twitter.com/khb02323
      にお願いします

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