X（Twitter）の過去ツイートを全部消す方法(2024年版）
Twitterの時代は過去ツイートを全削除する色々なツールがあったみたいなのですが、XになってAPIが高額な有料になったせいかそれらのツールが無くなってしまってるみたいです
2024年現在でも自分の過去ツイートを「手動で1件ずつ削除」でなく「一括削除」「全削除」する方法はいくつかあるかもなのですが、とりあえず私はWindowsの標準（？）の「Power Automate」というアプリを使って半自動化して一括削除する方法で消してみたのでやり方を共有したいと思います
（※）尚、「あくまで手動操作相当の操作を自動化する手順」なので実行速度は物凄く遅いです。数百とか数千でもそれなりの時間がかかりますので最初は10個ずつとか少な目の数から試す事を推奨します（途中でESCキー連打とかで止める事もできますが）
「Power Automate」を使ってXの過去ツイートを一括削除する場合の注意点
私の場合、今回は「自分の投稿（ツイート）」だけで「他人の投稿のリポスト（リツイート）は一切していないアカウント」だったので簡単だったのですが、「他人の投稿をリポストしているアカウント」だと簡単な設定ではうまく動かない為、後半でその場合の対策方法も書きます
（※）リポストがそんなに多くないアカウントの場合は、「止まる度にRPを手動で解除して画面更新する」でもいいかもですが・・・
Windows（標準？）の「Power Automate」をインストールする（無料）
Windowsの「ストア」からインストールする必要があるので「Windows標準」と言っていいのか？難しい所ですが「Power Automate」は無料でインストールできるマイクロソフト標準のアプリです
（※）何をするソフトかと言うと（今回を含めて）Windowsの様々なアプリ操作やWeb操作を自動化してボタン一発で定型的に繰り返すような事をする為のアプリです
（操作を録画して再生する系の「汎用的なマクロ」ですね。ループ処理などほんのちょっとだけプログラミング的要素もあったりなかったり・・・）
1.Windowsの「ストア（Microsoft Store）」を表示して、「power automate」で検索して「インストール」します
2.「Power Automate」を起動すると「サインイン」を求められるので「サインイン」ボタンを押して「Microsoft Store」と同じアカウントなどでログインします
自分の投稿（ツイート）しかしていない場合の一括削除方法
3.「Power Automate」のホーム画面が表示されたらツールバーの「+新しいフロー」ボタンを押します
4.フロー名を「ツイートの削除」とか適当な名前を付けて「作成」ボタンを押します
5.ホーム画面に「ツイートの削除」という項目が追加された上で、その編集画面が表示されます
6.ここでGoogle ChromeなどのブラウザでX（Twitter）を表示し、「プロフィール」でプロフィール画面を表示して、「自分が投稿したツイート」が一番上に表示される様に画面をスクロールします
（※）画面の一番上には「おすすめアカウント」など他のアカウントの表示がされている場合がある為
7.「録画」ボタンを押します
8.レコーダー画面が表示されるので「記録」ボタンを押します
9.初回起動時のみ「Power Automate拡張機能が必要です」とダイヤログが表示されるので「拡張機能の取得」ボタンを押します
10.Google Chromeの別ウィンドウで「拡張機能の追加画面」が表示されるので「Chromeに追加」ボタンを押して追加します
11.「Microsoft Power Automateを追加しますか？」のダイヤログが表示されるので「拡張機能を追加」ボタンを押します
（※）拡張機能の追加が終わったら、拡張機能を追加した方のブラウザは閉じるなり最小化するなりしてください
12.改めて「記録」ボタンを押し、下記の「操作手順」を録画します
（※）録画するというのは「記録」ボタンを押した後に、自分のツイートを1件削除する操作を実際に行う事を言います
13.自分のツイートの「・・・」ボタンを押します
14.ポップアップメニューから「削除」を選択します
（※）「削除」の文字の上をクリックします
15.「削除」ボタンを押します
（※）「削除」の文字の上をクリックします
16.レコーダーの「完了」ボタンを押します
17.（※）この操作はやらなくてもいいです
「余計な操作まで録画してしまった場合」や「コメント行」などを削除したい場合は、行の右端にある「:」ボタンを押してポップアップメニューから「削除」を選択すれば行を削除できます
（削除しなくてもいいです）
ループ処理の追加
上記の手順で「操作の録画」をしたのは「1投稿（1ツイート）を削除する手順」です
これにループ処理を加えて指定回数繰り返せる様にします
1.アクション画面で、「ループ」の項目を開いて「Loop」をドラッグして一番上に追加します
2.Loopの設定を下記の様にして「保存」ボタンを押します
開始値 1
終了 2 （※）または1でもいいです
増分 1
3.LoopとEndの間に、3～8行目の行を1行ずつ、順番をそのままに、ドラッグして移動します
4.Loop～Endの中に全行移動が完了したらツールバーの保存ボタンを押します
再生ボタンを押して実際にツイートが削除されるか？確認してみます
（※）成功するとツイートが2つ削除されます
5.削除が成功したら、Loop行をダブルクリックして「終了」の値を10とか100とか1000とか消したい行数に変更してください
6.ループでの自動実行中に途中で止めたくなった場合には、（方法はいくつかあるみたいなのですが）私は「ESC」キー連打とかでエラーを発生させて止めてました
（※）ESCキー連打で途中のダイヤログとかを消しちゃうと押すべき「削除」ボタンが無くなるからエラーで止まるみたいな扱いで止めてました。問題はないです
他人のツイートをリポスト（リツイート）してる人の場合
（※）X（Twitter）で「自分の投稿だけしてて」「他人の投稿のリポスト（リツイート）はしない」って人は滅多にいない気がするので、こっちの方が多いかと思いますが上記の方法ではリポストの場所でポップアップメニューに「削除」が無いので止まってしまいます
リポストがそんなに多くない場合は「止まる度に手動でリポスト解除してからもう一度実行する」でもいいのかもですが「リポストが大量に混じってる」場合には（私の場合だと）下記をオススメします
（※）他にも方法あるかもですが、今回は私は思いつきませんでした
Google Chrome用の拡張機能「検索Tool for Twitter」をインストールする
「リポストの表示を排除」して「自分の投稿だけを表示する」為に、（私の作成したGoogle Chrome用拡張機能である）「検索Tool for Twitter」をインストールします
1.Google Chromeのハンバーガーメニュー/拡張機能/Chromeウェブストアにアクセスを選択します
2.「検索Tool for Twitter」をインストールします
（※）私が作った拡張機能です。そういえば「Twitter」を「X」に名前変えないと・・・
3.（検索Tool for Twitterのインストールが終わったら）X(Twitter）の自分のページを表示して、「プロフィール」を表示した上で、画面上の何も無い場所を右クリックしてポップアップメニューから「検索Tool for Twitter」/「選択したユーザーのツイートだけを表示（RTを除く）」を選択します
4.リポストした内容が消え、自分が投稿した一覧だけが表示されます
5.「Power Automate」のホーム画面で「＋新しいフロー」ボタンを押します
6.「ツイートの削除2」など適当な名前を付けて「作成」ボタンを押します
7.録画ボタンを押します
8.「記録」ボタンを押します
9.一番上の投稿の右上の「・・・」ボタンを押します
10.ポップアップメニューから「削除」ボタンを押します
11.「削除」ボタンを押します
12.レコーダーの「完了」ボタンを押します
13.続きは上記の「ループ処理の追加」と同じ手順になります
余談（私が今回過去の投稿を全削除した理由）
一ヶ月ほど前からサブアカウントで「毎日のkindleの新刊コミック情報」を追加するという実験的な事をしていました。毎日数十～数百位の新刊コミックの紹介ツイートをAmazonのアフィリエイトリンクツールバーを使って投稿していました
毎日の投稿数が多すぎたのか、数日に一度「あなたは本当に人間ですか？」みたいな確認画面が表示され、最終的に一ヶ月経過後くらいのタイミングで下記の警告が表示されました（シャドーBANとかの警告らしいです）
この警告の対処方法としては「過去のツイートを全部消す」とかだったらしいのですが、一ヶ月ちょっとで投稿した数が2000以上とかになっていたので「１投稿ずつ手動で削除するのは無理だなあ？」と思い、以前はあったらしい一括削除系のツールの殆どが使えなくなっているという話を見て今回の話になりました
尚、下記のblogを参考にさせて頂きました（やってみたら所々「そのままでは動かなかった」ので今回自分がやった手順でまとめ直しました）
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